神奈川県の空き家買取業者を比較！空き家買取のメリット・デメリットや相談先も紹介

神奈川県には横浜市や藤沢市、川崎市といった人気の高い都市があり、公開された物件によっては当日買い手が見つかることも少なくありませんが、長期間公開されている空き家や空き地もあります。
不動産は売却価格やエリアの人気によってはスムーズに売却できないケースがあり、ストレスを抱えながら売却活動をしている売主も多いです。
このような売りにくい不動産を処分する際には仲介ではなく買取がおすすめとなり、神奈川県でも多くの買取業者がサービスを提供しています。
この記事では神奈川県でおすすめの買取業者を紹介しますので、活用する予定のない不動産を所有している人は参考にしてください。

神奈川県の空き家買取業者5選

この章では神奈川県に本社がある不動産会社の中から、おすすめの買取業者を5社紹介します。

ナイス株式会社

会社名	ナイス株式会社
住所	神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-33-1 ナイスビル
宅地建物取引業免許	国土交通大臣(15)第1125号

東京都、神奈川県、仙台市を買取のエリアとしているナイス株式会社は75年以上の業歴があり、地域密着型として多くの売主に支持されてきた不動産会社です。
自社サイトを使って買取した物件を早期売却することができますので、1年間で多くの買取をすることができるという強みがあります。
また、ホームページから無料査定を行うことができるため、来店する手間がかからないという点も魅力の一つです。
HPでは次のような口コミが掲載されていました。

会った時から人柄の良さがにじみ出ていて話しやすく、誠実で信頼できる方です。さらにレスポンスも良く、安心できました。具体的なアドバイスも沢山いただきました。信用できるところから購入したいと思っていたので、良い選択をしたと思っています。

SUMITAI

サービス名	SUMITAI
会社名	株式会社スミタイ
住所	神奈川県横浜市中区本町4-43 A-PLACE馬車道7F
宅地建物取引業免許	神奈川県知事(3)29144号

株式会社スミタイは「レコル」という中古リノベーション住宅ブランドを運営しており、デザイン性の高いリフォームを得意としています。
オシャレなデザインの物件は相場よりも高く売却することができ、その結果買取の査定額も相場よりも高く設定することができます。
事業用地や1棟マンション等も買取してくれるようですので、土地面積や建物面積に限らず相談することが可能な不動産業者といえます。

株式会社あおぞら不動産

会社名	株式会社あおぞら不動産
住所	神奈川県横浜市西区岡野2-1-1 長谷川ビル202
宅地建物取引業免許	神奈川県知事(2)第30044号

横浜駅から徒歩約10分の場所に店舗を構える株式会社あおぞら不動産には、買い物帰りに売却を相談する売主も多いようです。
横浜浜市の実績が豊富で、相続前や離婚前の売却相談にも対応しています。
買取以外にも仲介やリフォーム、解体も対応可能ですので、空き家について悩みのある売主は一度相談してみることをおすすめします。
HPでは次のような口コミが掲載されていました。

期待していた以上の良い体験でした。私の担当は高倉さんと志茂さんで、買取売却の最初から最後までの気配りと配慮は本当にプロでした。

YOKOHAMA.STYLE

サービス名	YOKOHAMA.STYLE
会社名	株式会社日京ホールディングス
住所	神奈川県横浜市中区本町4-43 A-PLACE馬車道 4F
宅地建物取引業免許	国土交通大臣免許 (1) 第10636号

YOKOHAMA.STYLEは横浜エリアの不動産売買に特化しており、ノウハウが豊富であることから売却が難しい物件であっても対応可能です。
2025年6月時点でのGoogle口コミでは81件と多く総合評価も4.5と高いことから、利用した人の多くはYOKOHAMA.STYLEの対応に満足していることが分かります。
定休日はなくメールであれば24時間365日無料で査定を依頼できますので、隙間時間に問い合わせしたい人に向いている会社です。
Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

職場的に横浜市内だったらどこでも大丈夫かなと思って家探しを始めたら、かなりアクセスの良い場所で見つけることができたのでラッキーでした。不動産は横浜市中区にあります◎担当の方の提案力がすごかった。

売却専門の不動産会社ジャンクション

サービス名	売却専門の不動産会社ジャンクション
会社名	株式会社JUNXION
住所	神奈川県横浜市中区海岸通4丁目23 マリンビル 9F
宅地建物取引業免許	神奈川県知事(2)第30607号

売却に特化したサービスを展開している株式会社JUNXIONは最短3日間で現金化できるというスピード対応が強みとなっています。
また、2025年6月時点でのGoogle口コミでは16件と少ないながらも4.9と高く、安心して買取を任せられる業者だといえます。
買取以外にも仲介としての販売力も高いことから、不動産仲介と不動産買取で悩んでいる人にもおすすめです。
Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

昨年マンション2軒の売却をお願いしました。
1軒目は1年近く売却活動を行なっていましたが上手くいかなかったため、JUNXION辻様に相談したところとても的確でわかりやすいアドバイスを頂き2ヶ月後には希望価格内で売却出来ました。
その縁あって2軒目もお願いしましたが、こちらも難しい条件の物件でしたが、希望価格内の売却を行えました。何より辻様は仕事が早く正確です。お願い出来て本当に良かったです。1年近くお世話になったため、これからやり取りが出来なくなってしまうのが残念です。中々不動産を売却する機会は無いのですが、次また機会がありましたら迷わずJUNXION辻様にお願いしようと思います。この度はありがとうございました。

神奈川県に対応している空き家買取業社5選

神奈川県では買取の需要が多いことから、県外に本社があっても対応エリアにしている買取業者もあります。
この章では神奈川県で買取事業を展開している県外の買取業者を5社、紹介します。

空き家パス

サービス名	空き家パス
会社名	株式会社ウィントランス
住所	東京都渋谷区代々木一丁目53番4号田尻ビル3F
宅地建物取引業免許	東京都知事(2)第102329号

参照：空き家パス｜株式会社ウィントランス

空き家パスは全国対応ですので茨城県のどこに空き家があっても買取可能となっており、電話やメール、LINEなど様々な問い合わせ方法で受付しているという特徴があります。
また全国で買取実績があるため空き家買取のノウハウを多く保有しており、訳あり物件や事故物件、再建築不可といった他の買取業者では買取不可だった物件も買取してくれることもあるそうです。
これ以外にも現地査定時に売主が立会う必要もないという点も評価されており、2025年6月時点のGoogleレビューでは4.9以上という口コミ結果になっています。
Googleには次のような口コミが掲載されていました。

私は、三重県在住で祖父の名義であった鹿児島県の家と土地を譲り受けたのですが、田舎で、これから先住む予定も無く、家も古く手を加えないと住める状況でないので、手離す方法をインターネット等で色々探していたら、今回お世話になった空き家パスさんに出会い、最初は少し不安でしたが何度も連絡を取り合っていくうちに、信用度が増して完全にお任せしようと心が決まりました。
色々な手続き等、全て迅速に対応していただき、一度も出向く事なく不動産の売買まで
仲介してもらい大変助かりました。自分の代で何とかしたかったので空き家パスさんに出会えて本当に良かったです。肩の荷がおりました。今回、お世話になった川股さん
ありがとうございました

SHOEI

サービス名	SHOEI
会社名	株式会社翔栄
住所	東京都渋谷区本町6-36-2
宅地建物取引業免許	国土交通大臣免許(3)第7580号

渋谷区を拠点に買取事業を展開する株式会社翔栄は40年以上の歴史があり、買取だけでなく民泊や賃貸事業も手がけています。
そのため買取事業においても幅広い提案が強みとなっており、他社ではできないような買取プランの提示も可能です。
これ以外にも山梨県のラグビーチームである「クリーンファイターズ山梨」のスポンサーを務めるなど、地域再生にも力を入れているという特徴もあります。

ワケガイ

サービス名	ワケガイ
会社名	株式会社ネクスウィル
住所	東京都港区新橋5-10-5PMO新橋Ⅱ10F
宅地建物取引業免許	国土交通大臣（1）第10481号

日本ナンバーワン調査によるとワケガイは2023年12月に実施したアンケートで「買取価格満足度」「スタッフ対応満足度」「安心・信頼できる満足度」が1位となり、多くの売主に評価されていることが分かります。
またGoogleの口コミ評価も2025年6月時点で4.7と高く信頼できることから、売りにくい物件でも安心して任せることができる買取業者といえます。
物件がゴミ屋敷のような状態でも残置物を片付けることなく最短で無料査定してくれるという点も、魅力の一つです。
HPには次のような口コミが掲載されていました。

引越しで住んでいた家が空き家になるために売却を検討。他社で断られたので相談したら、とても親身になって対応してくれました！

アキサポ

サービス名	アキサポ
会社名	株式会社ジェクトワン
住所	東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号渋谷アクシュ21F
宅地建物取引業免許	国土交通大臣（1）第10160号

テレビ東京の「ガイアの夜明け」など様々なテレビ番組で紹介されているアキアポはHP上で買取事例をチェックすることができ、査定をしなくてもどのくらいの買取金額になるのか確認できるケースもあります。
Googleの口コミは2025年6月時点で9件と少ないですが総合評価は3.2となっており、満足している売主が多いことか分かります。
様々なセミナーを開催しているようですので、これから不動産売却を予定していて情報収集したい人でも利用できるサービスです。
Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

不動産会社。空き家活用事業など、先進的な取り組みも行なっている。どんな建物にも最適解を提示してくれる。

株式会社AlbaLink

サービス名	なし
会社名	株式会社AlbaLink
住所	東京都江東区木場二丁目17番16号 BESIDE KIBA 3階
宅地建物取引業免許	国土交通大臣（1）第10112号

株式会社AlbaLinkは全国展開している大手不動産買取会社となっており、年間3000件の相談実績があります。
事故物件や再建築不可物件など仲介では売却できない物件でも積極的に対応しており、最短12時間で査定額を回答してくれるという点も魅力です。
弁護士や司法書士などの士業とも提携していますので、売却にかかわる対応を全て任せられるという強みがあります。
Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

あきらめかけた物件こそ、この会社に問い合わせるべきだと思います。
ファーストコンタクトから所有権移転登記完了まで、約3か月で終わりました。予想をはるかに上回るスピード解決でした。
築45年経過した、雪国の実家（空き家）で、一刻も早く手放したかったのですが、10以上の不動産屋から「取り扱いできません。価格がつけられません（ゼロ）なので無償で譲り受けることもできません。」と門前払いされた物件でした。
もう先行きが不安いっぱいだったところ、ダメもとでアルバリンクさんに問い合わせたら、信じられないくらいのスピードで査定価格を出してくれて、すぐに会ってくれて、契約内容も売り手有利で、まさかの買い手もついて。担当の安藤さんは、こちらからの問い合わせにも、いつでも安定の早いレスポンスで対応いただきました。ありがとうございました。

空き家を買取で売却するメリット5選

不動産を仲介ではなく買取で売却することには様々なメリットがあります。
この章では不動産買取のメリットについて解説しますので、これから不動産売却を考えている人は参考にしてください。

解体や不用品の撤去をせずそのまま売却できる

築年数の古い空き家は耐震性や耐久性に不安があるため、解体して更地にしなければ買い手が見つからないこともあります。
また家屋が使用可能な状態でも不用品が多いと撤去費用が高くなってしまい、手間がかかります。
不動産を仲介で売却しようとするとこのような問題を抱えることがありますが、買取であれば家屋を解体する必要がなく、不用品の撤去も不要です。
さらに仲介手数料もかからないという点も大きなメリットだといえます。

訳あり物件でも買い取ってもらえる

事故物件や再建築不可の物件などを仲介で売却することは難しく、売れ残ってしまうケースも多いです。
このような訳あり物件は買取の方がスムーズに売却することができるといえ、売却が困難な物件をなるべく早く処分したい人に向いている方法といえます。

契約不適合責任がない

契約不適合とは「目的を達成できない状態」のことで、不動産を居住目的で購入した買主が安全に住めない状態になると契約不適合とみなされます。
たとえば決済してから一定期間内に雨漏りやシロアリ被害が発生すると売主の費用負担で修繕しなければならず、所有権移転後であっても売主は一定のリスクを抱えることになります。
その点、買取は買取業者が自ら修繕するため契約不適合を免責にすることができ、どのような物件であっても売主は安心して売却することができます。

固定資産税や維持管理費の負担から解放される

固定資産税や都市計画税、マンションの管理修繕費といった維持管理費は不動産を所有している限り支払い続けることになります。
そのため有効活用していない不動産は負債となってしまいますので、なるべく早く手放すことがポイントです。
不動産買取は仲介と違って買主を探す必要はなく、業者によっては数日で現金化できますので不動産をスピーディーに処分したい売主におすすめです。

特定空家に指定されるリスクから解放される

平成26年に施行された空家等対策の推進に関する特別措置法により、自治体は倒壊する可能性が高い空き家等を「特定空家」に指定できるようになりました。
これにより特定空家の所有者は自治体から管理方法について勧告や指導を受けることになり、従わない場合は強制解体や固定資産税の優遇措置を撤廃されるリスクを抱えることになります。
このようなトラブルを避けるためにも、活用していない空き家はなるべく手放すことが重要です。
【参考サイト：空家法とは】

空き家を買取で売却するデメリット

空き家の買取はメリットだけでなく、デメリットもあります。
この章では空き家買取のデメリットについて詳しく解説しますので、前述したメリットと合わせて参考にしてください。

仲介に比べると買取価格が安くなりやすい

不動産買取は物件を買取し、再販売することで利益を得るビジネスです。
そのため買取業者は再販売できる価格で公開する必要がありますが、再販売価格は仲介の相場に近い価格帯で設定されます。
つまり、買取業者が提示する買取価格は仲介の相場よりも安くなるといえ、手残り額は仲介よりも安くなる可能性が高いという点が大きなデメリットです。

対応している不動産会社を見つけるのが難しい

買取は専門的な知識と経験が必要になりますので、プロの不動産会社であっても対応できないケースは多いです。
また、買取業者でも「マンション専門」など不動産種別を限定していることもあり、注意が必要です。
このことからも買取で失敗しないためには最適な不動産会社にすることが重要だといえ、業者選びに時間がかかることもあります。

神奈川県の空き家相談窓口

神奈川県では空き家の処分や活用方法について相談できる窓口が設けられており、トラブル発生時にも利用することができます。
この章では神奈川県で利用できる代表的な窓口を紹介します。

市区町村の窓口

自治体が設定している空き家相談窓口は提携している司法書士や解体業者、不動産会社を斡旋してくれることもあり、専門家を探す手間を省きたい人におすすめです。
これ以外にも補助金や助成金についてアドバイスを受けられますので、情報収集として利用することもできます。

特定非営利活動法人神奈川空き家相談センター

横浜市に拠点のある神奈川空き家相談センターでは、空き家・空き地を適正に管理された土地家屋にするためのアドバイスを行っており、無料で利用することができます。
勉強会やセミナーも不定期に開催しているようですので、将来的に空き家を相続したり売却する予定の人にも向いている窓口です。
【参考サイト：特定非営利活動法人神奈川空き家相談センター | NPO法人ポータルサイト – 内閣府】

神奈川県居住支援協議会

住まい探しにお困りの高齢者、障がい者、外国人、子育て世帯などをサポートする団体ですが、同時に空き家の管理方法についても助言を受けることができます。
電話だけでなくFAXやメールでも相談可能ですので、とりあえず相談して回答を後から確認することも可能です。
【参考サイト：神奈川県居住支援協議会のホームページ】

不動産中央無料相談所

神奈川県宅地建物取引業協会が運営する不動産中央無料相談所は昭和42年2月10日に開設し50年以上にわたって不動産関連の窓口業務を行っています。
電話では15分、対面では最大30分の相談時間が設定されていますが、専門員が適切に回答してくれますので疑問点を解消するには十分だと思われます。
宅建士だけでなく弁護士や建築士にも相談できますので、トラブルや質問の内容に応じて相談先を変更できるという特徴もあります。
【参考サイト：不動産中央無料相談所 | 公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会】

まとめ

不動産買取は仲介よりも早く契約を締結することができ、現金化できるという点が大きなメリットです。
また仲介手数料や解体費用、不用品の撤去費用、確定測量費用なども不要となることから、手間と諸費用をできる限りかけずに不動産を処分したい人に向いています。
その一方で買取価格は仲介よりも安くなるといったデメリットもありますので、仲介と買取のどちらが良いか十分に検証し、判断することが大切です。