岐阜県の空き家買取業者を比較！空き家買取のメリット・デメリットや相談先も紹介

岐阜県は県土の約80%が森林となっており、市街地と山間部が明確に分かれているという特徴があります。

岐阜市や各務原市はJRで名古屋駅までアクセスできる一方で郊外には豪雪地区もあり、インフラの整備状況は地域によって大きな差があるといえます。

不動産取引においても郊外の方が都市部よりも件数は少なく、不動産ポータルサイトでは長期間売れ残っている物件を多く見かけます。

特に管理されていない空き家は仲介で売却することが難しいことから、一定期間売れなければ買取業者に買い取ってもらい、スムーズに空き家を手放す売主も少なくありません。

ただし、空き家の買取は業者によって買取額や買取条件が異なりますので、注意が必要です。

この記事では岐阜県を対応エリアとしているおすすめの買取業者を紹介します。

買取のメリットとデメリット、岐阜県で空き家の相談を受け付けている窓口についても解説しますので、空き家の所有者は参考にしてください。

岐阜県の空き家買取業者5選

この章では岐阜県に本社がある空き家の買取業者を5社、紹介します。

空き家買取

サービス名	空き家買取
会社名	株式会社ボンズ不動産
住所	岐阜県関市下有知397-2
宅地建物取引業免許	岐阜県知事(1)第5246号

美濃エリアの買取を得意とする会社で、対応エリアは岐阜市、各務原市、関市、瑞穂市、美濃市、美濃加茂市、可児市、岐南町、笠松町です。

最短1分で査定を依頼できるという特徴があり、事故物件やゴミ屋敷でも買い取ってくれることがあるようです。

また、遠方に住んでいてもオンラインで対応してくれます。

HPでは次のような口コミが掲載されていました。

生まれ育った家なので、金額だけではなく経験豊富で近所付き合いもちゃんとしてくれそうなボンズ不動産さんに売ることに決めました。家財道具もそのままの状態で買っていただけて助かりました。

【引用サイト：お客様の声】

株式会社ホームワン

会社名	株式会社ホームワン
住所	岐阜県岐阜市宇佐南1-18-10 サンビル1F
宅地建物取引業免許	岐阜県知事免許(2)第4707号

岐阜市、各務原市、大垣市を中心に不動産事業を展開している会社となっていますが、不動産買取も積極的に実施しています。

HPでは多くの実績と口コミが公開されていることから、安心して相談できる業者だといえます。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

丁寧にご対応いただきありがとうございました。

こちらの個人情報の心配もしてくださり、親切な方だと思いました。

【引用サイト：https://share.google/1TJebSazPkmiWr25c】

株式会社蒼天

会社名	株式会社蒼天
住所	岐阜県山県市西深瀬1117-2
宅地建物取引業免許	岐阜県知事（1）第5086号

中古住宅、空き家を買い取っている業者で、査定件数は年間500件を超えています。

力を入れているエリアは山県市、岐阜市北部、関市南部、美濃市西部、本巣市西部、北方町全域、大野町全域となっているようです。

また、様々な専門家と提携しているため遺品整理や不用品の回収などを含めてワンストップで相談できるのも強みです。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

対応が早いです

【引用サイト：https://share.google/mRBmO2O4Pe3z1RQOK】

栄楽不動産

会社名	栄楽不動産
住所	岐阜県岐阜市茜部中島1-73 森ビル1F
宅地建物取引業免許	岐阜県知事(3)4825号

栄楽不動産は10年以上空き家対策事業に取り組んでおり、ゴミ屋敷、雨漏り、シロアリ、事故物件、近隣トラブルなどの訳あり物件にも対応しています。

3,000組を超えるストック顧客がいるため販売力が高いことが分かり、高値買取を期待することができます。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

少ない人で回しているからか事務所に突然行くと誰も居ないこともありますが、細かいイレギュラーな問題には適切に対処してくれます。

【引用サイト：https://share.google/UjVqd1rjnIxpkt9Zh】

美濃善不動産株式会社

会社名	美濃善不動産株式会社
住所	岐阜県岐阜市西荘２丁目8番5号
宅地建物取引業免許	岐阜県知事 (13) 第1918号

岐阜県に5拠点を構える美濃善不動産は60年以上の歴史があり、地域密着型企業として多くの買取実績があります。

年間相談件数は1,000件を超えており、店舗には購入検討客も多く来店していることから販売力が高いといえますので、他社よりも高い買取額を提示してくれる可能性もあります。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

親切に丁寧に対応していただきました

【引用サイト：https://share.google/3uV1nXO7LMlwyNX1K】

岐阜県に対応している空き家買取業社5選

岐阜県では買取の需要が多いことから、県外に本社があっても対応エリアに含めている買取業者もあります。

この章では岐阜県で買取サービスを展開している県外の買取業者を5社、紹介します。

空き家パス

サービス名	空き家パス
会社名	株式会社ウィントランス
住所	東京都渋谷区代々木一丁目53番4号田尻ビル3F
宅地建物取引業免許	東京都知事(2)第102329号

空き家パスは全国対応ですので岐阜県のどこに空き家があっても買取可能で、電話やメール、LINEなど様々な問い合わせ方法で受け付けているという特徴があります。

また全国で買取実績があるため空き家買取のノウハウを多く保有しており、訳あり物件や事故物件、再建築不可といった他社では対応できない物件の買取実績もあります。

これ以外にも現地査定時に売主が立会う必要もないという点も評価されており、2025年12月時点のGoogleレビューでは4.9という口コミ結果になっています。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

他の不動産屋では門前払いだったり、処分費用でふっかけられたりしていた古い空き家でしたが、粘り強く相談に乗っていただき売却に繋げていただきました。また、手続き中も真摯に相談に乗ってくださり、必要なご対応も全て快く行っていただけました。

【引用サイト：https://maps.app.goo.gl/8dumrxFZ8GhbSp8h9】

事故・訳あり物件買取センター

サービス名	事故・訳あり物件買取センター
会社名	株式会社雅家
住所	東京都台東区上野3丁目28-7　上野3丁目ビル5F
宅地建物取引業免許	国土交通大臣(1)第9946号

株式会社雅家が運営する事故物件売却サポートセンターには「年間相談実績3000件超」「累計買取件数4000件超」「お客様満足度96.2%」といった特徴があります。

HPでは利用した売主から多くのコメントが掲載されており、高評価の内容も少なくありません。

また、司法書士や土地家屋調査士だけでなく、弁護士や税理士とも提携しており多方面の相談に対応することができます。

無料査定は24時間365日受け付けていますので、気軽に相談できるという点も魅力だといえます。

HPには次のような口コミが掲載されていました。

物件の買取をしてくださりありがとうございました。当方仕事が忙しく、立ち合いにも出席できない中買取に応じてくださったこと、とても感謝しております。実家を出てから数十年、もう故郷に帰ることはないと思っておりますので、屋内で人が亡くなった物件を持て余しておりました。掃除に帰るにも時間がかかるため維持管理を難しく思っておりましたので、売却できてホッとしております。

【引用サイト：お客様の声】

訳あり物件買取ナビ

サービス名	訳あり物件買取ナビ
会社名	株式会社AlbaLink
住所	東京都江東区木場二丁目17番16号BESIDE KIBA3階
宅地建物取引業免許	国土交通大臣（1）第10112号

株式会社AlbaLinkは全国展開している大手不動産買取会社となっており、年間20,000件超の相談実績があります。

事故物件や再建築不可物件、共有持分、底地・借地など仲介では売却できない物件でも積極的に対応しており、査定の依頼が最短30秒で完了するという点も魅力です。

弁護士や司法書士などの士業とも提携していますので、売却にかかわる対応を全て任せられるという強みがあります。

HPでは次のような口コミが掲載されていました。

売却は無理だろうと考えていたので、本当に驚いております

【引用サイト：お客様の声】

成仏不動産

サービス名	成仏不動産
会社名	マークスライフ株式会社
住所	東京都中央区日本橋本石町3丁目1‐2大阪ガス都市開発日本橋ビル4階
宅地建物取引業免許	国土交通大臣（1）第10129号

マークスライフ株式会社が運営する成仏不動産は処分が難しい不動産に特化した買取業者となっており、全国対応が可能です。

特に事故物件の買取に強みがあり、仲介や他の買取業者で対応できなかった物件も積極的に買い取っています。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

心からお客様へ寄り添い、思いやりを持ちながらお仕事をしている姿勢を見せていただきました。

友人や知人にも紹介したくなる素敵な会社です。

今後ともよろしくお願い致します。

【引用サイト：https://maps.app.goo.gl/UXWWcQnNwZVgDyGC7】

空き家買取くん

サービス名	空き家買取くん
会社名	株式会社WISH
住所	東京都中央区日本橋堀留町1-4-2 日本橋ノーススクエア9階
宅地建物取引業免許	東京都知事（2）第102145号

ゴミ屋敷や事故物件だけでなく、借地や底地といった資産価値が維持しにくい権利関係も買取に対応している会社です。

他社で断られた物件の買取実績もあり、様々なメディアで紹介されています。

お客様満足度も93%と非常に高いことから、候補に入れておきたい会社といえます。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

立地も悪く築50年のボロ家。訳ありすぎる物件でしたが、親身になって頂けました。

【引用サイト：https://maps.app.goo.gl/cyJZSBE1NcaBvbYt8】

空き家を買取で売却するメリット5選

中古戸建を購入検討する際、買い手は物件の耐震性や耐久性、リフォームにかかる費用などをチェックします。

そのため築年数の古い空き家は検討から外れやすく、仲介では売却できないこともあります。

このことからも不動産会社が直接買主となって取引できる買取は、空き家の売却に向いていることが分かります。

この章では空き家を買取で売却するメリットについて、解説します。

解体や不用品の撤去をせずそのまま売却できる

耐久性や耐震性が低くなってしまった空き家は中古戸建として売却しにくいため、古家付き土地として販売することもあります。

しかし古家付き土地は売主の費用負担で解体や測量を実施しなければならないことも多く、売却の諸費用が増えてしまいます。

また、家屋の資産価値が残っている状態だったとしても家屋内に不用品が多いと買い手の印象が悪くなるため、最低限の不用品は撤去しなければなりません。

このように空き家を仲介によって売却するためにはある程度の諸費用を準備しておく必要がありますが、買取の場合は現況のまま引き渡すことができますので、費用負担を削減することができます。

さらに仲介手数料もかからないことから、現況のまま処分できる点が大きなメリットです。

訳あり物件でも買い取ってもらえる

事件や事故、火災が発生した「事故物件」や再建築ができない物件は買い手からの反響が少なく、場合によっては金融機関から融資を受けられないこともあります。

こうした訳あり物件は販売が長期化しやすく、処分できずに困っている売主も少なくありません。

その点、買取は仲介と違って業者によっては訳あり物件でも買い取ってくれることがあるため、売れにくい物件は仲介ではなく買取で検討するのがおすすめといえます。

契約不適合責任がない

契約不適合とは目的を達成できない状態のことで、仲介によって不動産を売買した際には売主が責任を負うケースが一般的です。

たとえば空き家を引き渡した後に雨漏りやシロアリ被害が発覚した場合、買主は安心して住めないことから売主は修繕などの対応をしなければなりません。

特に十分に管理されていない空き家を売却する際にはこのようなトラブルが発生しやすいことから、売主にとって大きなリスクといえます。

一方、不動産会社が買主となる買取は物件を修繕したうえで再販売するため、生活に支障がある損傷があっても修復してくれます。

そのため契約不適合を免責にして取引することができ、売主のリスクを減らすことができるのが大きなメリットです。

固定資産税や維持管理費の負担から解放される

不動産を所有している間は固定資産税を支払い続けることになり、地域によっては都市計画税も対象となります。

空き家の築年数や立地によっては税負担が少なくなる可能性もありますが、支払い総額で考えると高額になるケースもあります。

つまり、有効活用していない空き家は負の遺産となってしまい、財産を圧迫する可能性があるといえます。

こうした問題を解決するためにも活用予定のない空き家はなるべく早く処分することがおすすめだといえ、仲介よりもスピーディーに手放すことができる買取の方が向いています。

特定空家に指定されるリスクから解放される

平成27年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行され、自治体は特定空家の所有者に対して管理の是正や指導を行えるようになりました。

特定空家は倒壊の恐れがある空き家のことで、所有者が従わない場合、固定資産税の税制優遇撤廃や行政代執行による解体といった措置を講じられます。

つまり、空き家を放置しておくことで大きな損失を被る可能性があるといえ、空き家の所有者は適切に管理するか売却するのかを早急に決める必要があるといえます。

【参考サイト：空家法とは】

空き家を買取で売却するデメリット

空き家の処分は仲介よりも買取の方が向いているケースが多いですが、買取で失敗することもありますので注意が必要です。

そのため、買取を選ぶ際には自分に合っているか慎重に判断することが大切です。

この章では空き家を買取で売却するデメリットについて解説しますので、前述したメリットと合わせて参考にしてください。

仲介に比べると買取価格が安くなりやすい

空き家を買い取る業者は買い取った物件を修繕し、再販売することを目的としています。

そのため再販売価格をイメージしたうえで買取額を算出することになりますが、再販売価格は仲介の相場付近に設定するのが一般的です。

つまり、買取額は仲介の売却価格よりも安くなりやすいといえ、大きなデメリットです。

対応している不動産会社を見つけるのが難しい

不動産事業には売買仲介や賃貸仲介、不動産管理、不動産投資など様々な種類があり、全ての不動産会社が買取対応しているわけではありません。

買取は再販売できないリスクや在庫を抱えるリスクがあるため、豊富な知識と経験が必要となる事業です。

万が一買取実績が少ない業者や地域に詳しくない業者と取引してしまうと損をしてしまうこともありますので、注意が必要です。

このような失敗を避けるためにもなるべく多くの買取業者に査定を依頼することになり、手間がかかるという点がデメリットといえます。

岐阜県の空き家相談窓口

この章では岐阜県の空き家相談窓口を紹介します。

岐阜空き家・相続共生ネット

弁護士、司法書士、建築士、医療・介護等の専門家と学識経験者で構成されている組織で、空き家の活用や処分方法だけでなく相続や贈与といった問題についても相談できます。

HPでは空き家の所有者であれば知っておきたい情報が公開されていますので、事前にチェックしておくことをおすすめします。

【参考サイト：岐阜空き家・相続共生ネット】

岐阜県宅地建物取引業協会

岐阜県宅地建物取引業協会では、空き家に関する相談をお受けする電話窓口を設けており、空き家の管理方法や活用方法、処分方法についてアドバイスを受けることができます。

また、宅建協会は不動産会社を取りまとめている組織でもありますので、買取業者とのトラブルについても相談可能です。

不動産知識がない人にも丁寧に対応してくれますので、これから空き家を所有する予定がある人にも向いている窓口といえます。

【参考サイト：岐阜県宅地建物取引業協会】

まとめ

岐阜県では長期間放置されている空き家も多く、自治体の大きな問題となっています。

また空き家を管理せずに放置しておくことは自治体だけでなく所有者にとっても大きなリスクになり得ることから、なるべく早く処分することが大切です。

空き家は仲介よりも買取の方がスムーズに売却できますが、買取業者によっては失敗することもありますので注意が必要です。

そのため、買取を検討する際にはなるべく多くの買取業者に査定を依頼し、実績や口コミをチェックしたうえで慎重に判断することが重要だといえます。

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