空き家や空き地は仲介で売却することが難しいケースも多く、売却できない場合は不動産買取を選択することもあります。

不動産買取は買主が見つかりにくい物件を処分するのに向いている売却方法となっており、京都府では多くの買取業者がサービスを提供しています。

この記事では京都府を対応可能エリアとしているおすすめの業者を紹介します。

買取のメリット・デメリットについても解説しますので、京都府に処分したい戸建てや土地、マンションを所有している売主は参考にしてください。

京都府の空き家買取業者5選

この章では京都府に本社がある空き家の買取業者を5社、紹介します。

株式会社エリッツ不動産販売

会社名 株式会社エリッツ不動産販売
住所 京都市下京区四条通新町東入月鉾町59 エリッツ四条烏丸ビル3F
宅地建物取引業免許 京都府知事免許(3)第13237号

東証スタンダード上場、従業員数480名超と不動産会社でも大手のエリッツホールディングスグループでは買取事業を展開しており、収益物件の売買や管理の経験を活かした査定が特徴です。

販売力に強みがあるため高い査定額を提案することができますので、少しでも高く買取してもらいたい人に向いている会社です。

特に一棟マンションなど買取が難しい物件を得意としているようです。

日本住販有限会社

会社名 日本住販有限会社
住所 京都市南区西九条開ケ町101番地4 2階
宅地建物取引業免許 京都府知事(10)第7343号

京都で40年近く買取事業を展開している日本住販株式会社は大手フランチャイズチェーンのCENTURY21に加盟しており、不動産の購入検討者も多く来店します。

そのため顧客ストックが多いことから買取した物件の再販売力が高いといえますので、他社よりも高い買取価格が期待できる会社です。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

とても親身になって提案してくれました。

【一部引用:https://share.google/x0WpH0PJtjGkfigVu

六連京都株式会社

会社名 六連京都株式会社
住所 京都府京都市中京区新町通六角下ル六角町357-3
宅地建物取引業免許 京都府知事(1)第14541号

空き家の仲介や買取、管理をしている会社で、京都府を中心に活動しています。

そのためすぐに空き家を売却せずに管理しておきたい人にもおすすめできる会社となっており、長期的なサポートを受けたい人に向いています。

株式会社興亜不動産

会社名 株式会社興亜不動産
住所 京都府京都市北区紫野上石龍町5
宅地建物取引業免許 京都府知事(6)第10546号

京都市に特化して買取事業を展開しており、特に北区の買取に強い会社です。

エリアを限定することで地域密着の買取プランを提示できることから、北区に空き家を所有している売主におすすめです。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

誠実な対応で、親身になって相談に乗ってくれました。

【一部引用:https://maps.app.goo.gl/heyQ72a25uv9Q8f28

日本空き家サポート

サービス名 日本空き家サポート
会社名 株式会社スリーシー
住所 京都府京都市伏見区醍醐構口町28-1 ルネス・ピース醍醐1F
宅地建物取引業免許 京都府知事(3)第13260号

株式会社スリーシーはスタッフ全員が女性のため、売主が女性でも安心して相談することができます。

京都市と宇治市に特化して買取サービスを展開しており、空き家管理の「日本空き家サポート」に参加しています。

地域貢献の一環として近隣の空き地で無農薬野菜の栽培を行っており「地域企業輝き賞」を京都市から授与されるなど、地域の活性化に取り組んでいるという特徴もあります。

Webからであれば24時間365日問い合わせできますので、売主の都合に合わせて依頼できるのも魅力の一つです。

京都府に対応している空き家買取業社5選

京都府では買取の需要が多いことから、府外に本社があっても対応エリアに含めている買取業者もあります。

この章では京都府で買取サービスを展開している府外の買取業者を5社、紹介します。

空き家パス

サービス名 空き家パス
会社名 株式会社ウィントランス
住所 東京都渋谷区代々木一丁目53番4号 田尻ビル3F
宅地建物取引業免許 東京都知事(2)第102329号

空き家パスは全国対応ですので京都府のどこに空き家があっても買取可能で、電話やメール、LINEなど様々な問い合わせ方法で受け付けているという特徴があります。

また全国で買取実績があるため空き家買取のノウハウを多く保有しており、訳あり物件や事故物件、再建築不可といった他社では対応できない物件の買取実績もあります。

これ以外にも現地査定時に売主が立会う必要もないという点も評価されており、2025年8月時点のGoogleレビューでは4.9という口コミ結果になっています。

Googleには次のような口コミが掲載されていました。

賃貸に出していた古家が空き家になり、空き家パスさんに相談しました。
何度も電話連絡や手続きの仕方、今後の流れを親切丁寧に説明してくれたため、安心して進められました。

【一部引用:https://share.google/01Bp5XxZvtSsgbtrI

テキカク不動産

サービス名 テキカク不動産
会社名 株式会社 ふじわらホールディングス
住所 東京都港区虎ノ門5-3-21 AUBE虎ノ門
宅地建物取引業免許 東京都知事(1)109938

即日現金買取も可能なテキカク不動産は営業時間は夜10時までとなっており、仕事終わりに訪問査定を依頼することも可能です。

東京都に本社がありますが京都府も全域が対応エリアとなっており、土日祝も対応できるというレスポンスの早さが強みとなっています。

HPでは次のような口コミが掲載されていました。

夫がマンションで急逝した事故物件を現状のままで買取してくれました。
査定から契約までのスピードがとても早く、経済的にも精神的にも救われました。

【一部引用:お客様の声

事故・訳あり物件買取センター

サービス名 事故・訳あり物件買取センター
会社名 株式会社雅家
住所 東京都台東区上野3丁目28-7 上野3丁目ビル5F
宅地建物取引業免許 国土交通大臣(1)第9946号

株式会社雅家が運営する事故物件売却サポートセンターには「年間相談実績3000件超」「累計買取件数4000件超」「お客様満足度96.2%」といった特徴があります。

HPでは利用した売主から多くのコメントが掲載されており、高評価の内容も少なくありません。

また、司法書士や土地家屋調査士だけでなく、弁護士や税理士とも提携しており多方面の相談に対応することができます。

無料査定は24時間365日受付していますので、気軽に相談できるという点も魅力だといえます。

HPには次のような口コミが掲載されていました。

知人が孤独死した物件を処分しようとしたところ中々売却できずに困っていましたが、こちらの買取業者が買取してくれました。
事故物件専門ということで非常にスムーズに事が運び、助かりました。

【一部引用:お客様の声

空き家買取くん

サービス名 空き家買取くん
会社名 株式会社WISH
住所 東京都中央区日本橋堀留町1-4-2 日本橋ノーススクエア9階
宅地建物取引業免許 東京都知事(2)第102145号

ゴミ屋敷や事故物件だけでなく、借地や底地といった資産価値が維持しにくい権利関係も買取に対応している会社です。

他社で断られた物件の買取実績もあり、様々なメディアで紹介されています。

お客様満足度も93%と非常に高いことから、候補に入れておきたい会社といえます。

トラブル物件買取センター

サービス名 トラブル物件買取センター
会社名 株式会社三条工務店
住所 大阪市浪速区稲荷1丁目5-3
宅地建物取引業免許 国土交通大臣(2)9655号

大阪を拠点として不動産の買取を展開している会社となっており、累計買取件数は700件を超える実績があります。

再建築不可物件や事故物件だけでなく、ゴミ屋敷や共有持分の買取など幅広くサポートしています。

HPには次のような口コミが掲載されていました。

借地権付きの物件を購入していただきました。
転居先のご相談にも乗ってくださって、大変心強かったです。

【一部引用:お客様の声

株式会社日住サービス

会社名 株式会社日住サービス
住所 神戸市中央区三宮町1-2-1
宅地建物取引業免許 国土交通大臣(13)第2287号

創業1976年と京阪神エリアで50年近く不動産売買を事業展開している日住サービスは、京阪神の不動産買取に対して多くのノウハウを持っており、安心して査定を依頼することができる業者です。

買取だけでなく仲介の提案も積極的に行っていますので、空き家の処分方法について相談したい人に向いているといえます。

空き家を買取で売却するメリット5選

不動産売却において買取は仲介にはないメリットがあるため、不動産の処分を最初から買取で進める売主も多いです。

この章では空き家を買取で売却するメリットを5つ、紹介します。

解体や不用品の撤去をせずそのまま売却できる

仲介の場合、引渡し条件によっては売主負担で建物の解体や不用品を撤去しなければなりません。

そのため売却時の諸費用が想定よりも増えてしまうというケースも少なくありませんが、買取の場合は解体や不用品の処分をすることなくそのまま売却できます。

これにより売主の手間と費用が削減されるという点が、大きなメリットです。

なお、不動産会社が直接買い手となりますので仲介手数料がかからず、短期間で現金化できるのも買取の魅力といえます。

訳あり物件でも買い取ってもらえる

事件や事故、火災が発生した事故物件やゴミ屋敷、再建築ができない土地などは「訳あり物件」と呼ばれ、仲介で販売することが難しいとされています。

買取業者はこういった物件であっても積極的に買取し、付加価値を高めたうえで再販売することができます。

そのため売りにくい物件ほど不動産買取に向いているといえます。

契約不適合責任がない

売主が引渡しから一定期間負うべき責任を「契約不適合責任」と呼び、決済後に売却した物件の雨漏りやシロアリ被害が発覚した場合には修繕費を負担しなければなりません。

仲介による不動産売買では契約不適合責任は設定されるのが一般的であり売主の悩みになることも多いですが、買取の場合は免責で取引することが可能です。

なぜなら買取業者は買取した物件を自ら修繕し、再販売するからです。

このように売主のリスクが軽減されるという点も、買取のメリットといえます。

固定資産税や維持管理費の負担から解放される

固定資産税や都市計画税、家屋の修繕費用、草むしりなど不動産を所有している限り売主には費用と手間がかかってしまいます。

活用していない空き家や空き地は処分することでこれらの負担から解放されることから、遠方の実家を相続するなど管理が難しいケースに買取はおすすめです。

特定空家に指定されるリスクから解放される

平成26年に国土交通省によって「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行され、自治体は倒壊の恐れがある空き家の所有者に対して是正指示を出せるようになりました。

万が一所有者が指示に従わない場合、自治体は行政代執行による強制解体や固定資産税の優遇措置撤廃といった対処を取ることができます。

つまり、空き家は所有しているだけで大きなリスクを伴うことが分かり、活用しないことが決まっていればスムーズに処分することが重要です。

【参考サイト:「特定空家等に対する措置」に関する適切な実施を図るために必要な指針 (ガイドライン)

空き家を買取で売却するデメリット

空き家の買取は処分が難しい不動産に対して有効な売却方法ですが、デメリットもありますので注意が必要です。

この章では空き家を買取で売却するデメリットについて解説しますので、前述したメリットと合わせて参考にしてください。

仲介に比べると買取価格が安くなりやすい

不動産買取は買取した物件をリフォームして付加価値を高め、再販売することで利益を得るビジネスです。

そして再販売価格は相場に近い価格帯で設定されるため、買取価格は仲介に比べて安くなる傾向があります。

これにより仲介ベースで買取価格をイメージすると想定外に安い査定額を提示されることになりますので、注意すべきポイントです。

対応している不動産会社を見つけるのが難しい

買取には多くの知識や経験、さらにエリアの市場価値を正しく読み取るノウハウが必要です。

そのため買取実績が少ない会社に査定を依頼してしまうと極端に安くなったり、買取を断られてしまうこともあります。

このような失敗を防ぐためにも買取を依頼する不動産会社は慎重に選ぶ必要があり、手間がかかってしまうという点がデメリットです。

京都府の空き家相談窓口

この章では京都府で空き家の相談に乗ってくれる窓口を紹介します。

空き家を所有している人はチェックしてください。

特定非営利活動法人 京都空き家相談センター

京都空き家相談センターは一級建築士やハウスメーカー、不動産会社がメンバーを構成しており、空き家について多角的なアドバイスをしてくれる窓口となっています。

空き家問題の無料セミナーも実施しているようですので、気になる人はホームページをチェックしてください。

【参考サイト:特定非営利活動法人 京都空き家相談センター

京都府建築士会

一級建築士、二級建築士、木造建築士の「正会員」などがメンバーの京都府建築士会では、空き家の処分や管理だけでなく状態の確認方法などについても相談することが可能です。

建築の専門家からのアドバイスを受けられますので、家屋の状態を知りたい場合におすすめの窓口といえます。

【参考サイト:京都府建築士会 – 空き家相談 –

京都市空き家相談窓口

京都市では空き家対策室が設けられており、市役所が開いている時間帯で相談の受付を行っています。

処分や活用方法について動画やゲームを通じて学べますので、空き家を所有したばかりで情報収集をスタートした人に向いています。

【参考サイト:京都市:空き家対策総合案内

まとめ

京都府では日々多くの空き家空き地が取引されていますが、仲介で売却が難しいと判断した際にはなるべく早く買取業者に相談し、買取によって処分することをおすすめします。

ただし買取業者によって対応できる不動産や対応エリアが決まっており、買取価格に大きく影響するケースも少なくありませんので、注意が必要です。

そのため不動産買取を選ぶ場合は複数の買取業者に査定を依頼し、査定額と対応内容を比較検討することが大切です。

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