三重県は約65%が山林となっており、山間部には多くの空き家があります。
不動産ポータルサイトでも山間部にある空き家が公開されていますが、道が狭かったり家屋の劣化が進んでいる物件も多く、販売が長期化しているケースも少なくありません。
このような物件は仲介で売却することが難しく、不動産買取の方が向いています。
この記事では三重県を買取対応エリアとしているおすすめの買取業者を紹介します。
不動産買取のメリットやデメリット、三重県で空き家の相談窓口についても解説しますので、空き家の所有者は参考にしてください。
三重県の空き家買取業者5選
この章では三重県に本社がある空き家の買取業者を5社、紹介します。
株式会社LIFEDOOR
| 会社名 | 株式会社LIFEDOOR |
| 住所 | 三重県津市中央9番1号 |
| 宅地建物取引業免許 | 三重県知事 (1) 第3700号 |
空き家の管理や遺品整理、相続登記などを手掛けている会社で、不動産買取も積極的に行っています。
弁護士や税理士、司法書士と提携していることから、ワンストップで空き家の処分を依頼できるという強みがあります。
Googleでは次のような口コミが掲載されていました。
戸建ての売却をしていただきました。
結果、無事大満足なお値段で売却ができて
本当に良かったです!!
優秀なスタッフさんと少数精鋭というコンセプトで営業されてるみたいです。まさにそんな感じの対応でした!
【右記より一部引用:https://share.google/OvAuxnsvKCRut6ERb】
イフミホーム
| サービス名 | イフミホーム |
| 会社名 | 株式会社イフミ電気 |
| 住所 | 三重県志摩市大王町船越2575番地 |
| 宅地建物取引業免許 | 三重県知事(1)第3792号 |
三重県で20年以上不動産事業を展開しているイフミホームですが、空き家を積極的に買い取っています。
近所の知られることなくスピーディーに買い取ってくれるという魅力があり、空き家の処分に困っている人に向いている会社です。
メールであれば24時間365日査定の依頼を受け付けていますので、隙間時間に依頼して時間のある時にゆっくり査定額をチェックすることできます。
三交の仲介すまいる
| サービス名 | 三交の仲介すまいる |
| 会社名 | 三交不動産株式会社 |
| 住所 | 三重県津市丸之内9番18号 |
| 宅地建物取引業免許 | 国土交通大臣(17)第41号 |
三重県下での売買仲介件数が16年連続1位の三交不動産は80年以上の歴史がある不動産会社で、三重県の空き家を積極的に買い取ることで空き家問題に貢献しています。
最短60秒で査定してくれるAI査定も魅力の一つとなっており、スマートフォンだけで査定の依頼から買取額のチェックまで完了できるのがポイントです。
また、空き家だけでなく事業用地なども買い取っていますので、幅広く対応できるという強みもあります。
HPでは次のような口コミが掲載されていました。
面倒な要望をよく理解してくださり、誠心誠意それに寄り添うまめな連絡で安心出来ました。難しいと考えてた物件が売却できて、不動産売買も人との出会いが大切だと思いました。
【右記より一部引用:お客様の声】
有限会社シラカワ
| 会社名 | 有限会社シラカワ |
| 住所 | 三重県亀山市川合町1217-2 |
| 宅地建物取引業免許 | 三重県知事免許(11)第1427号 |
亀山市、鈴鹿市周辺の不動産を買い取っている会社で、創業40年を超える歴史があります。
HPでは多くの物件が公開されていることから、販売力が高い会社ということが分かります。
亀山市や鈴鹿市は山間部が多く空き家の買取が難しいエリアとなっていますので、買取対応していない会社も多いです。
そのため亀山・鈴鹿エリアに空き家を所有している人にとって安心して相談できる会社だといえます。
株式会社近畿不動産販売
| 会社名 | 株式会社近畿不動産販売 |
| 住所 | 三重県名張市百合が丘東1番町17番地 |
| 宅地建物取引業免許 | 三重県知事(7)第2272号 |
不動産仲介に力を入れている株式会社近畿不動産販売ですが不動産買取も得意としており、三重県全域を買取対応エリアとしています。
特に名張市と伊賀市を買取強化エリアとしていますので、空き家の所有者は積極的に相談することをおすすめします。
三重県に対応している空き家買取業社5選
三重県では買取の需要が多いことから、県外に本社があっても対応エリアに含めている買取業者もあります。
この章では三重県で買取サービスを展開している県外の買取業者を5社、紹介します。
空き家パス
| サービス名 | 空き家パス |
| 会社名 | 株式会社ウィントランス |
| 住所 | 東京都渋谷区代々木一丁目53番4号 田尻ビル3F |
| 宅地建物取引業免許 | 東京都知事(2)第102329号 |
空き家パスは全国対応ですので三重県のどこに空き家があっても買取可能で、電話やメール、LINEなど様々な問い合わせ方法で受け付けているという特徴があります。
また全国で買取実績があるため空き家買取のノウハウを多く保有しており、訳あり物件や事故物件、再建築不可といった他社では対応できない物件の買取実績もあります。
これ以外にも現地査定時に売主が立会う必要もないという点も評価されており、2025年11月時点のGoogleレビューでは4.9という口コミ結果になっています。
Googleでは次のような口コミが掲載されていました。
高齢の母が所有している別荘の扱いに長年悩んでました。いろいろな不動産会社とコンタクトをとったのですがいちばん対応、条件がよかったです。
こちらの事情もいろいろと汲んでいただき、本当にウィントランスさんに出会えてよかったです。ありがとうございました。
【右記より一部引用:https://maps.app.goo.gl/ck36JV96LWZfgZJv9】
事故・訳あり物件買取センター
| サービス名 | 事故・訳あり物件買取センター |
| 会社名 | 株式会社雅家 |
| 住所 | 東京都台東区上野3丁目28-7 上野3丁目ビル5F |
| 宅地建物取引業免許 | 国土交通大臣(1)第9946号 |
株式会社雅家が運営する事故物件売却サポートセンターには「年間相談実績3000件超」「累計買取件数4000件超」「お客様満足度96.2%」といった特徴があります。
HPでは利用した売主から多くのコメントが掲載されており、高評価の内容も少なくありません。
また、司法書士や土地家屋調査士だけでなく、弁護士や税理士とも提携しており多方面の相談に対応することができます。
無料査定は24時間365日受け付けていますので、気軽に相談できるという点も魅力だといえます。
HPには次のような口コミが掲載されていました。
他にも傷んでいる部分があるにも関わらず、そのまま買い取ってくださいました。解体することになるかと諦めかけていたので非常に助かりました。
【右記より一部引用:お客様の声】
成仏不動産
| サービス名 | 成仏不動産 |
| 会社名 | マークスライフ株式会社 |
| 住所 | 東京都中央区日本橋本石町3丁目1‐2大阪ガス都市開発日本橋ビル4階 |
| 宅地建物取引業免許 | 国土交通大臣(1)第10129号 |
マークスライフ株式会社が運営する成仏不動産は処分が難しい不動産に特化した買取業者となっており、全国対応が可能です。
特に事故物件の買取に強みがあり、仲介や他の買取業者で対応できなかった物件も積極的に買い取っています。
Googleでは次のような口コミが掲載されていました。
心からお客様へ寄り添い、思いやりを持ちながらお仕事をしている姿勢を見せていただきました。
友人や知人にも紹介したくなる素敵な会社です。
今後ともよろしくお願い致します。
【右記より一部引用:https://maps.app.goo.gl/6uyEEMDfsHLarFkm7】
トラブル物件買取センター
| サービス名 | トラブル物件買取センター |
| 会社名 | 株式会社三条工務店 |
| 住所 | 大阪市浪速区稲荷1丁目5-3 |
| 宅地建物取引業免許 | 国土交通大臣(2)9655号 |
大阪を拠点として不動産の買取を展開している会社となっており、累計買取件数は700件を超える実績があります。
再建築不可物件や事故物件だけでなく、ゴミ屋敷や共有持分の買取など幅広くサポートしています。
HPには次のような口コミが掲載されていました。
| 空き家のままずっと放置していた家で、雨漏りを直す費用も捻出できない状態で、長年悩みの種でした。 ようやく、手から離すことができ、安心しております。 |
【右記より一部引用:お客様の声】
空き家COW
| サービス名 | 空き家COW |
| 会社名 | 株式会社リノバ |
| 住所 | 東京都世田谷区三軒茶屋1丁目32番18号シティドエル三軒茶屋205 |
| 宅地建物取引業免許 | 国土交通大臣(1) 第10509号 |
空き家COWを運営する株式会社リノバはデザイン性の高いリノベーションを得意としており、再販事業に力を入れている会社です。
そのため他社では難しい工事も実施することができ、その結果買取価格も高くなりやすいという特徴があります。
再建築不可や共有持分のみも買い取っており、三重県も対応可能なエリアとなっています。
Googleでは次のような口コミが掲載されていました。
両親の空き家を残置物ごと引き受けていただきました。自分たちでは手に負えず困っていたので、本当に助かりました。
【右記より一部引用:https://maps.app.goo.gl/9KUAcoqmmZmkzQkz7】
空き家を買取で売却するメリット5選
空き家は家屋の状態や立地によって買い手を見つけることが難しい場合があり、仲介だと販売が長期化するケースがあります。
その点不動産買取は不動産会社が買主となるため販売期間がほとんどなく、スピーディーに空き家を処分したい人に向いています。
このように空き家の処分は不動産買取がおすすめなケースが多く、積極的に買取を検討することがポイントです。
この章では空き家を買取で売却するメリットについて、解説します。
解体や不用品の撤去をせずそのまま売却できる
仲介の場合、買い手の要望に合わせて家屋を解体したり確定測量する必要がありますが、買取は現況のまま引き渡すことができますので、大きなメリットといえます。
買取は解体費用や不用品の撤去費用、測量費を削減できるだけでなく、仲介手数料も不要です。
このように売主の売却諸費用が安くなるのが、不動産買取の特徴です。
訳あり物件でも買い取ってもらえる
事件や事故が発生した物件や再建築ができない物件は「訳あり物件」とされており、買い手が見つかりにくいことが多いです。
また、買い手が購入を検討しても金融機関の融資がおりず、現金購入のみが条件になるケースも少なくありません。
このような理由から訳あり物件は仲介に不向きとされていますが、買取業者によっては訳あり物件でも積極的に買い取ってくれます。
そのため仲介で売れなかった物件は買取業者に査定を依頼することがポイントだといえ、買取のメリットとなります。
契約不適合責任がない
取引の目的が達成できない状態を民法では「契約不適合」と呼び、一般的に仲介では契約不適合責任が設定されます。
契約不適合責任が設定されると引き渡し後に雨漏りやシロアリ被害が発生した場合、売主の費用負担で対応しなければなりません。
その点、買取は買取業者が修繕するため家屋の状態が悪くても契約不適合責任を免責にすることができ、売主のリスクを下げることができます。
固定資産税や維持管理費の負担から解放される
固定資産税や都市計画税といった税金は不動産を所有している間支払い続けることになり、賃貸に出すなど有効活用しなければトータルコストは増え続けてしまいます。
そのため自己利用したり活用する予定のない空き家は買取によってなるべく早く処分し、税負担から解放されることがおすすめです。
特定空家に指定されるリスクから解放される
平成27年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行され、自治体は特定空家の所有者に対して管理の是正や指導を行えるようになりました。
特定空家は倒壊の恐れがある空き家のことで、所有者が従わない場合、固定資産税の税制優遇撤廃や行政代執行による解体といった措置を講じられます。
つまり、空き家を放置しておくことで大きな損失を被る可能性があるといえ、空き家の所有者は適切に管理するか売却するのかを早急に決める必要があるといえます。
【参考サイト:空家法とは】
空き家を買取で売却するデメリット
空き家の処分は買取と相性が良いですが、デメリットもあります。
この章では空き家を買取で売却するデメリットについて解説しますので、前述したメリットと合わせてチェックしてください。
仲介に比べると買取価格が安くなりやすい
買取業者は空き家を買い取った後に修繕し、再販売することで利益を得ますが、再販売価格は仲介の相場に近い価格帯で設定されます。
つまり、買取価格は仲介の相場よりも安くなりやすいといえ、大きなデメリットです。
特に買取で得た利益の使い道が決まっている人は、手残り額が想定よりも安くならないか注意する必要があります。
対応している不動産会社を見つけるのが難しい
不動産買取事業を成功させるためには豊富な知識と経験が必要となるため、全ての不動産会社が対応できるわけではありません。
万が一買取の経験が少ない会社と契約してしまうと、極端に安い買取額や不利な条件で空き家を処分することもあり得ます。
このようなリスクを避けるためにはなるべく多くの買取業者に相談する必要があり、業者選びに時間がかかってしまうのが買取のデメリットです。
三重県の空き家相談窓口
この章では三重県の空き家相談窓口を紹介します。
三重県宅地建物取引業協会 空き家ネットワークみえ
三重県宅地建物取引業協会では空き家に関する相談をお受けする電話窓口を設けており、空き家の管理方法や活用方法、処分方法についてアドバイスを受けることができます。
受付時間は平日の10時から12時、13時から16時となっており土日祝は時間外となっていますので、注意が必要です。
【参考サイト:空き家相続窓口 | 三重県宅地建物取引業協会】
まとめ
空き家の増加は治安の悪化に繋がりやすく、多くの自治体が空き家対策を講じていますが、活用されていない空き家は所有者にとってもリスクが高い不動産といえます。
そのため自己利用する予定も有効活用する予定もない空き家は不動産買取によって処分することがおすすめです。
買取は業者によっては訳あり物件や底地、持分だけなど仲介で売却できないケースでも対応してくれますので、なるべく多くの業者に相談して最適なプランで処分することがポイントです。
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