不動産の価格相場を知りたいけど業者に問い合わせしたくない場合
自分で調べるか、業者に依頼するか
不動産の相場の調べ方。家の価格の相場を知るにはどうしたらいいの?
価格の目安は業者に聞くと手っ取り早いです。
ただ、依頼するとしつこく営業されそうでちょっと・・・という方もおおいはず。
ざっくりとでもいいから、まずは目安の価格を知りたい!という方のために、今回は自分で調べる方法をメインに解説していきます。
最初にマンションの価格の計算の仕方を知っておく
マンションは所在階や日当たりなどで他の物件と比較する方法をとります。
単位でよく用いられるのは坪単価、平米単価です。
例えば、50㎡のマンションが1,250万円で売買された場合、25万円/㎡になります。
これと同じマンションで70㎡の部屋があった場合、以下の計算で相場を算出します。
単純計算ですが、こんな感じで相場を見ていきます。
同じ物件が売りに出ていれば早いですが、まずは比較対象にする物件を見つける必要があります。
比較対象にする物件は以下のような方法で見つけます。
価格相場を調べられるサイトで調べる
エリア別の平均相場などを紹介しているサイトがいくつかありますので、ざっくりとした価格はサイトで分かると思います。
代表的なものがレインズです。
国土交通省が管轄しており、不動産業者が登録する成約のデータを参照するので、信憑性は高いです。
条件を指定して「検索する」を押すと次のような画面になります。
かなりざっくりとしていますが、駅徒歩や築年数で条件を絞ることができます。
調べたいマンションの条件に近づければ、おおまかな価格帯は予想できると思います。
ポータルサイトで相場観を見てみる
suumoやHOMESなどに代表されるポータルサイトを見てみてみると、近隣の物件で売りに出されているかもしれません。
例としてsuumoで物件をあげてみます。
この物件は横浜市西区の中古マンションです。
所在地、地区年月はできるだけ近いものを選びます。
専有面積49.9㎡、2,999万円の物件です。
この場合、約60万円/㎡ということになります。
この物件を基準に、例えば以下のような項目で加点減点をするのです。
- 所在地が駅より遠いかどうか
- 築年数が新しいか古い
- 専有面積は広いか狭いか
他にも見るべき項目はありますが、代表的なものとして上記の項目を見て「これより高いか、安いか」を比較していきます。
この方法の注意点
ここでの注意点は成約事例ではなく、売出しの価格であるということです。
つまり、売主さんの言い値で高すぎる価格で売り出している可能性も往々にしてあるということです。
複数の物件を見ながら、相場観を感じ取りましょう。
土地総合情報システムを使う
これは購入した人にアンケートをとってデータにしています。
レインズよりも、もう少し対象を絞って調べられることが強みです。
左上の「不動産取引価格情報検索」をクリックしましょう。
すると、写真のような検索画面が表示されます。
次に、左側の選択項目を選択して、検索ボタンを押します。
検索ボタンを押すと、次のような画面が表示されます。
いろんな記号がありますが、青の四角がマンションの事例です。
四角の部分をクリックするとポップアップが表示されます。
表示されたポップの右下「詳細表示」を押してみましょう。
このように、近辺のマンションの売買事例が一覧で表示されます。
築年数や広さ、駅徒歩などが細かく載っていますので、ここから最も条件が近いと思われる物件を探して参考にするといいでしょう。
結局査定しなければ詳しい価格が分からない理由
ここまでである程度の価格は理解できたと思います。
ですが、どの方法をとってもかなりざっくりとしか価格がわかりません。
なぜならば、不動産はそれぞれ個別的な要因が多くあります。
そのため、加点減点する項目が多く、細かく調べなければやはり分からないのです。
どんな要因でマンションの価格は影響されるのか
では、どんな要因が影響して価格が決まるのでしょうか?
代表的なものは以下です。
ul>
- 所在階
- 広さ
- 間取り
- 採光面
- 築年数
- 室内状況
- 近隣の住環境 など
不動産は似ている物件はあるものの個別要因が多く、物件ごとにしっかり調べなければ詳細な予想は難しいです。
まとめ
ある程度であれば業者に依頼をしなくてもマンションの価格を知ることはできます。
とりあえず知りたいということであれば上記のような方法で調べ、もっと詳しく自分のマンションの価値を知りたいと思う方は、不動産業者に査定のお願いをすればいいでしょう。