観光地として人気のある北海道ですが札幌を中心に再開発事業が進んでおり、移住者が増加しているエリアもあります。

そのため都市部では不動産取引が活発に行われていますが、築年数の古い戸建てや立地の良くない土地などは売れ残っており、悩んでいる売主も少なくありません。

特に山間部にある空き家や空き地は人気がないため仲介での販売が難しいことから、不動産買取を利用して処分してしまうケースも多いです。

ただし不動産の買取業者は依頼する不動産会社によって買取額や買取条件が異なるため、注意が必要です。

この記事では、北海道を買取の対応エリアにしているおすすめの業者を紹介します。

買取のメリットとデメリット、北海道の空き家相談窓口についても解説しますので、空き家の処分を検討している人は参考にしてください。

北海道の空き家買取業者5選

この章では北海道に本社がある空き家の買取業者を5社、紹介します。

不動産買取専門店イエツグ

サービス名不動産買取専門店イエツグ
会社名株式会社 ノースグラフィック
住所札幌市中央区南3条西5丁目1-1ノルベサ4F
宅地建物取引業免許北海道知事石狩(2)第8412号

不動産買取専門店イエツグはHPで必要事項を入力するだけで簡易査定ができるという特徴があり、不動産会社に足を運ばなくても隙間時間を使って査定を依頼することができます。

また、実際に買取した物件についてもHPで確認することができ、北海道で多くの買取実績がある会社です。

札幌市・千歳市・北広島市・恵庭市・石狩市・小樽市・岩見沢市・江別市の買取強化としているようですので、該当エリアに空き家を所有している人におすすめです。

HPでは次のような口コミが掲載されていました。

普通なら悪い所を先に見つけがちのところを、良い所だけを見つけてくださりました。

【一部引用:お客様の声

北海道不動産買い取りサービス

サービス名北海道不動産買い取りサービス
会社名株式会社アイーナホーム
住所北海道北斗市七重浜4-39-11
宅地建物取引業免許北海道知事渡島(3)1146号

札幌市と函館市全域を買取可能エリアにしている株式会社アイーナホームは不動産買取の専門店を展開しており、札幌北郷店と札幌北33条店、函館店が査定対応しています。

電話だけでなくHP上の申込フォーマットに入力する方法でも査定を依頼することができ、査定結果をメールで受け取りたい人におすすめです。

HPでは次のような口コミが掲載されていました。

担当してくれた営業の方の電話対応や、客の立場になって考えてくれたところに好感が持てました。

【一部引用:お客様の声

かいとりっす

サービス名かいとりっす
会社名エフティ不動産株式会社
住所北海道札幌市中央区南1条西17丁目1-18白樺ビル
宅地建物取引業免許北海道知事 石狩(2)第8321号

買取専門店が道内に8拠点あり、地元のテレビで何度も紹介されている「かいとりっす」は北海道全域を買取対応エリアとしています。

HPでは具体的な買取事例をチェックすることができますので、依頼する前に確認しておくことをおすすめします。

HPでは次のような口コミが掲載されていました。

引越しのタイミングも合わせることが出来てスムーズに住み替えができました。感謝しています。

【一部引用:お客様の声

株式会社 S plus home

会社名株式会社 S plus home
住所札幌市中央区北3条東5丁目5番地岩佐ビル1階
宅地建物取引業免許北海道知事(2)第8578号

北海道で数百件の買取実績がある会社で、不動産買取だけでなくリフォームやアパート建築といった事業も展開しています。

そのため他社にはできない方法で再販売するケースもあり、高値で買取できることも少なくありません。

このことからも、仲介で売れ残っている物件を所有している人に向いている会社といえます。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

社長が親身に話を聞いてくれて、早めの現金化にもスムーズに対応してくれたので本当に助かりました。

【一部引用:https://share.google/mnpk3tyhdOOahFW05

不動産買取のラクール

サービス名不動産買取のラクール
会社名札翔住販株式会社
住所札幌市手稲区前田5条7丁目3-1
宅地建物取引業免許北海道知事免許石狩(4)第7433号

住宅ローンの滞納や差し押さえがある物件も積極的に買取している会社で、札幌市手稲区・西区を中心に事業を展開しています。

手稲駅から徒歩圏内に店舗があり、気軽に立ち寄れる立地も魅力の一つです。

買取以外にもリフォームやリースバックといった提案も得意としていますので、空き家の活用方法で悩んでいる人は早い段階で相談しておきたい会社といえます。

北海道に対応している空き家買取業社5選

北海道では買取の需要が多いことから、道外に本社があっても対応エリアに含めている買取業者もあります。

この章では北海道で買取サービスを展開している道外の買取業者を5社、紹介します。

空き家パス

サービス名空き家パス
会社名株式会社ウィントランス
住所東京都渋谷区代々木一丁目53番4号 田尻ビル3F
宅地建物取引業免許東京都知事(2)第102329号

空き家パスは全国対応ですので北海道のどこに空き家があっても買取可能で、電話やメール、LINEなど様々な問い合わせ方法で受け付けているという特徴があります。

また全国で買取実績があるため空き家買取のノウハウを多く保有しており、訳あり物件や事故物件、再建築不可といった他社では対応できない物件の買取実績もあります。

これ以外にも現地査定時に売主が立会う必要もないという点も評価されており、2025年9月時点のGoogleレビューでは4.9という口コミ結果になっています。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

物件についての詳細や不明な箇所について丁寧に教えていただき、大変助かりました。

安心かつスムーズに契約を進められましたので、感謝しています。

【一部引用:https://maps.app.goo.gl/5Ami4zr6q3dGja3u5

空き家パス北海道の空き家買取ページはこちら

株式会社ゴールドライン

会社名株式会社ゴールドライン
住所東京都中央区新川2-8-8 SNT八丁堀ビル6階
宅地建物取引業免許東京都知事(1)第100943号

株式会社ゴールドラインは関東を中心に買取事業を展開している会社ですが、北海道の買取にも対応しています。

買取率87%という実績があり、築年数の古い一戸建てやマンションでも積極的に買取してくれることが分かります。

最短1週間で現金化できるという点も、人気の理由です。

HPでは次のような口コミが掲載されていました。

固定資産税も負担になり、手入れも大変だったので、早く売却できて本当に助かりました。

【一部引用:お客様の声

成仏不動産

サービス名成仏不動産
会社名マークスライフ株式会社
住所愛知県名古屋市東区武平町5丁目1番地 名古屋栄ビルディング 7階
宅地建物取引業免許国土交通大臣(1)第10129号

マークスライフ株式会社が運営する成仏不動産は処分が難しい不動産に特化した買取業者となっており、全国対応が可能です。

特に事故物件の買取に強みがあり、仲介や他の買取業者で対応できなかった物件も積極的に買取しています。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

何もわからない状態の自分達で不安しかありませんでしたが、的確にわかりやすく教えてくださり助かりました。

【一部引用:https://share.google/DdLJqaTSPu1X1nZrw

空き家COW

サービス名空き家COW
会社名株式会社リノバ
住所東京都世田谷区三軒茶屋1丁目32番18号シティドエル三軒茶屋205
宅地建物取引業免許国土交通大臣(1) 第10509号

空き家COWを運営する株式会社リノバはデザイン性の高いリノベーションを得意としており、再販事業に力を入れている会社です。

そのため他社では難しい工事も実施することができ、その結果買取価格も高くなりやすいという特徴があります。

再建築不可や共有持分のみの買取も行っており、北海道も対応可能なエリアとなっています。

HPでは次のような口コミが掲載されていました。

担当の方が熱心で、地主とのやりとりも含めて全てお任せできました。

【一部引用:お客様の声

訳あり物件買取プロ

サービス名訳あり物件買取プロ
会社名株式会社AlbaLink
住所東京都江東区木場二丁目17番16号BESIDE KIBA3階
宅地建物取引業免許国土交通大臣(1)第10112号

株式会社AlbaLinkは全国展開している大手不動産買取会社であり、年間5000件を超える相談実績があります。

事故物件や再建築不可物件など仲介では売却できない物件でも積極的に買取しており、最短12時間で査定額を回答してくれるという点も魅力です。

弁護士や司法書士などの士業とも提携していますので、売却にかかわる対応を全て任せられるという強みがあります。

Googleでは次のような口コミが掲載されていました。

一つひとつ最後まで誠実に対処していただけました。結果10万円以上の値段で買い取っていただけました。

【一部引用:https://maps.app.goo.gl/RGTJWYeunu75uqcT8

空き家を買取で売却するメリット5選

空き家の買取は仲介にはないメリットがあるため、空き家の処分を検討する際には仲介業者だけでなく買取業者にも相談することがポイントです。

特に仲介で買主が見つかりにくい物件に買取はおすすめとなっており、売主の様々なリスクに対策することができます。

この章では空き家を買取で売却するメリットを5つ、解説します。

解体や不用品の撤去をせずそのまま売却できる

解体費用は築年数に応じて変化しにくく、倒壊しそうな家屋であっても解体費用は一般的な住宅と基本的には変わりません。

またゴミ屋敷のように家屋内に残置物が多いと買い手の費用負担が増えてしまうため、購入を見送る原因にもなってしまいます。

空き家を仲介で売却しようとするとこのような問題を抱えることになりますが、買取の場合は買取業者が残置物を処分して家屋を修繕することから、現況のまま引き渡すことができます。

これにより売却関連の諸費用が少なくなるという点が、大きなメリットです。

訳あり物件でも買い取ってもらえる

事件や事故があった事故物件や再建築ができない物件は「訳あり物件」と呼ばれ、相場よりも安くしても仲介で売れないこともあります。

その点、買取業者はこのような訳あり物件でも積極的に買取対応しますので、売りにくい物件を所有している人にとって大きなメリットといえます。

これ以外にも買取業者によっては共有持分や底地といった「権利」のみの買取もしてくれる場合があります。

契約不適合責任がない

買主が不動産取引の目的を達成できるよう売主が持つ責任を契約不適合責任と呼び、引渡しから一定期間対象となります。

たとえば雨漏りやシロアリ被害などが発生すると買主は安心して暮らすことができなくなるため、売主は修繕や代金減額の請求に対応しなければなりません。

一般的に仲介の場合は契約不適合責任を売主は負うことになりますが、買取は免責にして契約することができます

なぜなら買取業者は物件を購入後に修繕して販売するためであり、契約不適合に該当する問題が発生しても自社で修繕できるからです。

これにより売主は空き家がどんな状態であっても売却することができ、大きな安心材料となります。

固定資産税や維持管理費の負担から解放される

固定資産税や都市計画税といった維持管理費は不動産を所有している間発生し続けるため、有効活用していない不動産は生活費を圧迫するリスクを抱えることになります。

特に空き家が遠方にある場合は交通費が高くなってしまい、手間もかかります。

そのため活用できていない空き家はなるべく早く売却することがポイントとなり、すぐに現金化できる買取はメリットがあるといえます。

特定空家に指定されるリスクから解放される

平成26年に空家等対策の推進に関する特別措置法に制定され、倒壊の恐れがある空き家の所有者に対して自治体は管理の是正を指導できるようになりました。

指導に従わずに放置していると家屋の強制解体や固定資産税の優遇措置撤廃といった措置を講じられることになり、売主にとって大きな損失となってしまいます。

さらに倒壊することで近隣住民に被害が出てしまうと損害賠償を請求されることもありますので、空き家を放置することは大きなリスクといえます。

買取の専門業者は家屋がどのような状態であっても買取してくれますので、倒壊する可能性がある空き家を所有している人はなるべく早く買取業者に相談することをおすすめします。

空き家を買取で売却するデメリット

空き家の買取は売主が手間をかけることなく処分できるため人気の売却方法ですが、メリットだけでなくデメリットもありますので注意が必要です。

買取の仕組みや注意点を知らずに買取業者に査定を依頼すると大きな失敗に繋がりやすくなりますので、正しく特徴を理解しておくことが重要です。

この章では空き家を買取で売却するデメリットについて、解説します。

前述したメリットと合わせてチェックしてください。

仲介に比べると買取価格が安くなりやすい

買取業者は物件を買取した後に再販売しますが、再販売価格は仲介の相場に近い価格帯で設定されます。

つまり、買取は仲介に比べて安くなりやすいことが分かり、手残り額が少なくなる点がデメリットです。

そのため買取は必ず複数の不動産会社に査定を依頼し、買取の査定額を把握したうえで検討することが大切です。

対応している不動産会社を見つけるのが難しい

買取は物件を再販して利益を得るビジネスですが、適切な価格で買い取って再販売するためには豊富な経験と知識が必要です。

特に築年数の古い空き家や訳あり物件は再販売できない可能性も高く、慣れていない買取業者に査定を依頼すると極端に安い査定額が提示されることもあります。

このような失敗を避けるためにはなるべく多くの買取業者を比較検討する必要があり、手間がかかってしまうという点がデメリットとなります。

北海道の空き家相談窓口

この章では北海道で空き家の相談を受け付けている窓口を紹介します。

空き家の活用方法や処分方法について相談したい人は、参考にしてください。

公益社団法人北海道宅地建物取引業協会

公益社団法人北海道宅地建物取引業協会は北海道の不動産業者を取りまとめている組織の一つとなっており、一般の方の相談も受け付けています。

空き家の相談だけでなく不動産会社の対応や契約トラブルについてもアドバイスを受けることができ、不動産のプロが直接担当してくれます。

ただしあくまでも一般的なアドバイスをする窓口でトラブルの仲裁をしてくれるわけではないことから、対応方法を調べるために利用することをおすすめします。

【参考サイト:不動産無料相談所 | 不動産お役立ち情報 | 公益社団法人 北海道宅地建物取引業協会

一般社団法人北海道建築士事務所協会

経験豊富な建築士で構成されている協会で、建築士事務所に関する苦情受付や問題解消の手助けをしてくれます。

YouTubeで実際の活動内容について詳しく解説されていますので、気になる人はチェックしてみてください。

【参考サイト:一般社団法人北海道建築士事務所協会

公益社団法人北海道不動産鑑定士協会

不動産鑑定士は地域の環境や諸条件を考慮して不動産の有効利用を判定し、適正な地価かどうかを判断します。

査定方法は一般的な不動産査定よりも精度が高く、固定資産税や相続税のベースとなる公示価格の評価には、不動産鑑定士が関与しています。

公益社団法人北海道不動産鑑定士協会はこのような査定のプロによって構成されていることから、買取の査定額について質問がある場合におすすめです。

【参考サイト:北海道不動産鑑定士協会

まとめ

北海道にある空き家や空き地をスムーズに処分するのであれば、不動産買取が有効な売却方法といえます。

なぜなら買取は仲介と違って買主を探す必要がなく、解体や残置物の処分も不要だからです。

また訳あり物件のように仲介では買い手が見つからない不動産であっても買い取ってくれるため、手間をかけずスピーディーに処分したい人に向いています。

ただし買取業者によって買取額や条件が異なりますので、プランの内容や口コミを事前にチェックして信頼できる業者を選ぶことが重要です。

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